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1964 Dodge Polara 500 : Budnik Muroc SPL Billet Wheels 17 and 18-inch



デイトナ名物ストチャレ---目指せボクらのワンメイク-----お助け大作戦の巻

「うわーっ、ナンすか?そのクルマ」
年式も含めるとわけがわかんなくなっちゃうアメ車の世界。
特にモパー系・・・しらない、いや知りえないクルマがイッパイなのです。

それもそのハズ・・・
毎度おなじみストリートチャレンジに登場するクルマですから
’みひねり’くらいする必要あるな!ってピーンときましたね。


で、1発目にご来店願ったときのオーナー「もっちゃん」の取材記事(テキスト:感想文)なのです。



遂にビレット・ホイールを装着か?

 さてさて、バッテリーの交換を終えて安心しきったボクは、ポラちゃんを運転して無事に神戸へ。
 そして、その帰路名古屋のとあるショップへと立ち寄ったのです。
 なにを隠そう、そのショップこそが、ポラちゃんカスタム大作戦の重大なキーポイントとなるお店なのです。
 そのショップとはアメリカの『バドニック・ホイール』を主に扱う『ジョイテック』さん。
 デイトナの広告でもおなじみのこのお店は、足まわりのスペシャルショップで、
 今回はポラちゃんに『バドニック・ホイール』を履かせようというもの。
 もちろんホイールのセットアップは最も重要なポイント。
 特にポラちゃんの場合、日本に1台しかない特殊なクルマですから、
 既存のセットアップデータなどもなく、事前に正確な採寸を行うなど、慎重に進めなければなりません。

 そこで、ボクはわざわざ名古屋まで伺って、まずは現状のポラちゃんを見ていただき、
 各部のサイズを採寸し、ジャストサイズのホイールを選んでいただこうと思ったのです。

 で、到着するや否や、早川さんはポラちゃんをリフトに載せてタイヤを外し、各部を採寸。
 都合2時間を掛けて事細かくサイズを測り、ボクの理想とする
 スタイリングに仕上がるサイズをはじき出してくれました。

 ちなみに、事前にお願いしたボクのオーダーは、「前輪・後輪共にフェンダーの中に完全に納まること。
 そして、将来ディスクブレーキ化するかもしれないため、そういった場合に対応できるサイズであること。
 希望としては前後17インチ程度」というものでした。

 これに対し、早川さんがはじき出したサイズが、以下のとおり。
 ●前輪:17×7Jバックスペース3・625インチ(マイナス9mm) 
 ●後輪:18×8J バックスペース4・375インチ(マイナス3mm) 
 これに前輪が215/55−17。
 後輪が245/50−18というサイズのタイヤを履かせましょう! というものでした。

 文章にするとわずか数行で終わっちゃうんですが、じつはここまでの作業が凄かった!
 現在装着中の純正ホイール&タイヤのサイズにはじまり、前後ドラムブレーキのハブプレートサイズ、
 センターハブの嵩と径、ラグナットの長さと径にネジ山のピッチ、おまけにインナーフェンダーとのクリアランス。そしてもっとも大切なハブ面からフェンダー内端までの距離など、
 おおよそ必要と思われるすべての箇所を採寸して、
 最後には「タイヤをセットした場合インナーフェンダーとの距離が何cmになるか?」
 といったことまで算出してしまったのです。

 いやぁ、これには参りました。ここまで細かく採寸するショップは、見たことがありません。
 採寸してもらっただけなのに、なんだかホイールが付いてしまったかの様に錯覚してしまったほどです。

 ちなみに『ジョイテック』の早川さんが、『バドニック・ホイ―ル』を主力商品として扱う理由は2つあるとか。
 ●1つが安全性。これは鍛造製法のため、バドニック・ホイールはじつに堅牢で、
 アメリカ車のような重量のあるクルマでも充分に対応できるということ。
 ●2番目はカスタムオフセットが可能な点。
 基本的に在庫を抱えないバドニック・ホイールは、すべて注文が入ってから製造するため、
 事細かな設定が可能なのだそうです。

 じつはこういった特別注文に対応できるホイール・ブランドはほとんどなく、
 あってもショップ側の採寸・注文がしっかりしていないと、車体にピッタリ合うものが手に入らないのだとか。
 最近では大型カーショップでバドニック・ホイールを扱うケースもあるようですが、
 まともな採寸方法も知らないでオーダーされてしまうと、フェンダーからはみ出てしまったり、
 場合によってはそのままでは装着できず、日本側で再度加工が必要になったりすることもあるとか。
 最初から『ジョイテック』のようなスペシャルショップにオーダーしたほうが、安心できるみたいですね。

 もっとも、造り置きしないため、『バドニック』と直接取り引きしている
 『ジョイテック』さんの場合でも、納期に2ヶ月ほどかかるのが玉にキズだとか。
 また、アストロやサバーバンのような流通台数の多いクルマの場合は通販も可能ですが、
 ポラちゃんのような特殊車両の場合「妥協をしたくない」との理由で、北海道だろうが九州だろうが、
 まずは『ジョイテック』さんへ現車持込の上、採寸させて欲しいとのこと。
 いいものを手に入れるためには、やはり多少なりとも努力しなくてはダメだってことですね。

 さてさて、そういったわけで取り急ぎ装着サイズの確定したポラちゃんのホイール。
 じつはその場でオーダーしてきたのですが、『バドニック』の
 どんなホイールを装着するかはまだまだ内緒にしておきましょう。
 もうちょっとすると出来上がてくるので、その時までのお楽しみですね。



さてさて装着当日です。





↑ BEFORE
     AFTER  ↓





どーです。
本国でもありえないかもです。
オーラさえ感じるのです。

もちろんこのあとフロントの車高は下げちゃったそうです。適度に・・・?





われながらアッパレなのです。
お見事なクリアランス!バド履きのだいご味、コレきわまれりーッて感じです。





ナンなんでしょう。たった今・・・つけただけなのにこのカブリっぷりです。
40年ほどの歳月を経て、なんかこうめぐり合わせというんでしょうかね。





装着時のひとコマなのです。
スミのイチバンひだりがカメラマンさん、つぎが自然体の「もっちゃん」その人です。
そしてデジカメってるのがワタシ、バドマニア。





何十年振りかに足元をリフレッシュさせたポラちゃんのうれしそうな顔なのです。





そこで一句・・・ ”もっちゃんに ちびステもらい マジ見てね”






つづけて本文テキストです。

Daytona STREET CHALLENGE

 破滅的V型10気筒生活

 うりぁッ! ポラちゃんのホイール
 セットアップは完璧でっせの巻。

 1964 DODGE POLARA 500 and HARLEY DAVIDSON

 担当者:もっちゃん

 Call 052-384-5502 ジョイテック

 のっけから今回は自慢しちゃいますよ。どうです、このホイールのカッコ良さは。
 そうなんです、昨年発注しておいたバドニック・ホイールがいよいよ到着したのですよ。
 その名も『バドニック・ミューロック』。
 しかも今回ポラちゃんに装着したのは、ディスク面をポリッシュドとブラッシドに分けたスペシャル・モデル。
 世界で1セットだけの超絶スペシャル・ホイールなのです。

 ガハハ、いやぁ気持ちがいいですね〜、愛車がこんなにカッコ良くなると……。
 自慢するようで申し訳ないけど、ほんと自分でも惚れ惚れするくらいカッコ良くなりました、ポラちゃんは。
 ホイールのチョイスでこんなに変わるんですねぇ、クルマって。
 しかも『ジョイテック』早川サンの素晴らしい採寸と
 正確なカスタムオフセット指示によりフィッティングもバッチリ。

 「ディスク面をブラッシド(BRUSHED)とポリッシュド(POLISHED)という
 2つの仕上げの組み合わせにして欲しい」というわがままなオーダーも見事に達成。
 いやぁ、既製品ではここまでのフィッティング&仕上げにはなりませんよ。
 まさにカスタムオーダーならではの仕上がりといえるのではないでしょうか?

 と、なんかもうすでにかなり舞い上がり気味のワタクシですが、
 ちゃ〜んと紹介しなきゃいけませんね、このホイールについて。

 そういえばホイールをオーダーしたことはすでにご報告しましたが、
 確かあの時のレポートでは「ホイール名は到着するまで内緒!」なんて言っていたんですよね。
 だから、ホイール名を明かすのは、今回が初めてのはず……。

 改めて紹介しましょう、今回ポラちゃんに装着したホイールのモデル名は、
 前述したとおりバドニックの『ミューロック』であります(ジャジャジジャーン!)。

 じつは昨年の夏からホイール選びで悩んでいたんですよね。
 というのも、じつはポラちゃんって4輪ドラムなんです。
 つまりホイールを変えるにしても、あんまりスポークの細いデザインだと
 ドラムがモロに見えてしまってカッコ悪いと。
 そりぁ、将来はフロント側ぐらいディスク化したいなぁと思っていますが、
 どちらにしても4輪ディスク化は予算の制約もあって、ちょっと無理そう。
 となると「どうやってもリアはドラムのままだろうなぁ」ということになります。
 スポークの隙間からドラムが見えているなんて、超カッコ悪いもんね。

 ってなワケで、ホイールを選ぶ上での最初のハードルが、
 条件@「ドラムの見えないデザインであるということ」だったのです。
 さらに個人的な好みで、条件A「17か18インチぐらいの大径ホイール」というのが加わり、
 贅沢にも条件B「デザイン的にはクラシックなイメージがいいなぁ」と、
 合計3点がボクの求める条件となりました。こうなると選択肢は一気に狭まります。
 たとえば日本でもポピュラーなアメリカン・レーシング製トークサーストUあたりだと、
 条件AとBはOKなんですけど、肝心の条件@がクリアできないし……。

 で、色々探しあぐねていたある日、まさに「ピピン!」と来るホイールに出会ったのです。
 それが何を隠そう、昨年の7月、ロサンゼルスの
 『ソーキャル・スピードショップ』で見つけた『バドニック・ミューロック』だったのです。

 バドニックはアメリカのホイール・ブランドで、ビレット(鍛造)ホイールを専門に製造するという
 ちょっと変わったこだわりを持つメーカーでもあります。
 価格が安い反面、耐久性に劣るキャスト(鋳造)ホイールと違い、
 ビレット・ホイールはなんといっても頑強なのがポイント。
 重量のあるアメリカ車でも安心して装着できるホイールでもあるのです。

 しかもこの『ミューロック』は、どこかあの雲上系ホイール・ブランドのハリブランド・キドニービーンにも
 通じるクラシックなデザインですから、条件Bもクリア。
 もちろん、17&18インチという大径ホイールもラインナップされています。
 つまり、3つの条件が見事にマッチするホイールだったのです。

 ということで、装着するホイールは『ミューロック』に決まったのですが、
 ここで重要なのが日本側の窓口となってくれるショップの存在。
 そこでボクが頼ったのが名古屋の『ジョイテック』さんでした。

 「なんでまた名古屋まで……」という点については、以前にご紹介したとおり。
 在庫を持たないバドニックは前述のとおり基本的にカスタムオフセットでオーダーするもの。
 採寸がしっかりできるショップでなければ、希望どおりのフィッティングには決してならないからです。

 その点、『ジョイテック』の早川サンは、自ら“バドマニア”というほどバドニック・ホイールに精通されている方。現車を持ち込んで採寸してもらえば、「絶対にフィッティングで失敗しないはず」ということで、
 名古屋まで足を運んだのでした。

 こうして待つこと2ヶ月ほど。つい先日、その『ジョイテック』の早川さんから電話があり、
 「来たよ! 例のミューロックが」という嬉しい一報を頂き、
 遂にポラちゃんへセットアップすることが出来たという次第であります。

 さて、遥々日本にやってきたホイールをポラちゃんに装着してみると、
 なんと事前に早川サンが想定したとおり、まさにポラーラにジャストフィットではありませんか!

 特にリア・ホイールのセットアップなんて、ホント素晴らしい感じですよね(フェンダーとの被り具合に涙)。
 フロント・ホイールこそ、フェンダーに被るまでに至っていませんが、
 この辺は車高を少し下げて調整してあげれば、即効解決できるってとこでしょう。

 どちらにしても、これだけのセットアップを達成できたのは、
 『ジョイテック』早川サンの見事なまでの採寸のお陰。
 本当のことを言うと、バドマニアならではのマル秘技が、
 このホイールにはいっぱい隠されているんですけど、それはウッフン、ナイショということで・・・。
 気になる人は、一度“バドマニア”の早川サンにご相談してみてくださいね。

 きっと、価格以上に価値あるオンリーワンのホイールを手に入れることができると思いますよ。

 PS.
 ということで、新しいホイールをセットして名古屋から帰路についたポラちゃんですが……。
 東名高速から首都高に入り、外環自動車道を快調に飛ばし、川口ランプで一般道に出ると……。
 プスン、プスン、プププププスン……。
 「ん?」(汗)
 キュルキュルキュルキュル……。
 「ゲッ! またぁ?」(汗噴出す)
 なんと、名古屋往復700キロを走り、自宅まであと500mという地点で、
 ポラちゃんはまたもや路上エンコに至ってしまったのです!! 

 ボンネットを開け、夜中に路上で点検をすること10分。
 「原因はどうやら燃料ポンプかぁ!」
 「あっスロットル・ケーブルも切れる寸前だぁ……」
 「あっ、燃料フィルターも外れかかっている……」
 「はぁ……。」
 ということで、今日現在またもや不動車となってしまったポラちゃん。

 名古屋で壊れず、自宅側まで頑張った孝行息子なのか、
 それとも何度修理しても壊れる親不孝者なのか、どちらにしても春は遠い我が愚息であります。








ありがとうございます





Joy-tech setting ... front 17x7 215/55R17 / rear 18x8 Fat-Lip outer 235/50R18

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